習い事は数多く存在します。特にお子さんの場合、塾のほか英会話、ダンス、習字、ピアノ、水泳、体操・・・など、毎日何かしらの習い事に通っていることも珍しくはありません。
習い事の中には、週一回なら週一回通えば自動的にグレードアップし、成果がだせるものもあります。さて、ピアノの場合はどうでしょう。毎週1回、レッスンの時だけ弾くのでは、まずうまくはなりません。うまくなるためには、毎日コツコツとした練習が必要なのです。それが、習い事としてピアノの難しいところかもしれません。根気が要るのです。
僕が高校受験で通っていた塾の塾訓は「継続は力なり」でした。1週間の内で、6日休んで1日で2時間練習したとしても、毎日15分の練習を行った方がはるかに上手になります。ピアノとはまさに「継続は力なり」です。
何も毎日の練習があるから、家族旅行をするな、とか一大イベントを休んでまで練習をしろ、と言っているのではなく、そのような特別の日は、大いにピアノを忘れて楽しんでもいいと思っています。ただ、特別の日を除いた普段の生活の中のわずか15分でも30分でも、ピアノの時間を作ってみてはいかがでしょうか?
あとにも触れますが、ピアノ弾きは時間の使い方がうまいとよく言われます。三度のご飯や歯磨き、お風呂などのように、ピアノも生活習慣のひとつとして取り入れることによって、けじめある生活を作ることも可能です。そして、音楽が生活により密着したものになってきます。ピアノは毎日15分でも集中して練習すれば、決して裏切ることはありません。確実に上手になっていきます。
所詮ピアノといえばピアノかもしれませんが、ピアノは感性や知的な部分、それに体の運動神経などが深く関わっています。すぐに上達できないのは、その全てがバランスよく成長しなければいけないからです。上で「根気が要る」と書きましたが、特にピアノは、努力・忍耐を養い、さらに美しいものに対する感性を磨く独特の分野です。コツコツ続けるからこそ、目標をクリアーした時の達成感が大きいのです。
別に音大やピアニストを目指さなくても、ピアノを通して心身ともに成長していってほしいと切に願っております。
今、大人になってからピアノを再開する人が増えてきました。そして、「あの時もっと真剣に練習しておけばよかった」なんて声も聞きます。このような方々は人生の趣味として、今後ずっと音楽と付き合っていくことでしょう。音楽にはそのくらい不思議な魅力があるのです。
