音楽大学・音楽高校受験

 音楽高校・音楽大学に入るためのレッスンではなく、入ってから充実した勉強ができるための基礎力を子どもの頃から付けていきます。
 

教室生の音楽高校&大学進学実績

 東京藝術大学付属高校ピアノ科 3名 (2014、15、19年)
 東京藝術大学ピアノ科 5名(2017、18、21、22、23年)
 東京音楽大学ピアノ演奏家コース 2名(2023年)
 東京音楽大学附属高校ピアノ演奏家コース 2名 (2015、21年)
 都立総合芸術高校(ピアノ) 4名 (2019、20年)
 東京音楽大学附属高校ピアノ科 1名 (2013年)
 

 ピアノは、本人のやる気や能力は当然のことながら、幼少期にどれだけ良い指導を受けてきたかが重要だと身に染みて感じています。なぜなら、(私自身ピアノが大好きでしたが)自己流の期間が長く、その後ものすごく苦労したからです。
 
 音楽高校や大学は、専門の人達が集まり、高度な教育が受けられると言う点で大変魅力的です。私も、付属の図書館も圧倒的な楽譜数と専門書ばかりでいつもワクワクしていました。ただピアノは今や一般高校や大学に通いながら、個人レッスンで実力をつけてプロ顔負けの演奏をしている人が多く出てくるようになりました。そのような中で音楽の道を決め、ひたすら演奏を突き詰めていくというのは、本当に強い覚悟が必要です。
 
 音楽大学は60分程度のレッスンが年間30回ほどです。(夏休み、冬休みはレッスンがありません) 音高音大に行ってから基礎的な指導を受けようと思っても遅いのです。入学前の段階でたくさんの曲を弾き譜読みを早くこなし、自分である程度曲をまとめられる力(それが本当の意味で「基礎力」だと思います)を付けておかなければ、せっかくの環境がうまく活用できなくなってしまいます。
 
 音楽の道は早めに決めれば決めるほど、その準備に多くの時間がかけられます。たくさんの可能性を秘めた子供が音楽だけに絞るのはとても勇気のいることです。ただ、演奏力が弱くても音楽高校、音大に進むことは難しくない現在においては、入学後の音楽生活を豊かさにできるかどうかは、小学生あたりまでに付けた基礎力で決まってしまいます。教本はどんどん進んでいるに越したことはありませんし、譜読みも早い方が何倍も多くのことを勉強できます。
  
 専門を目指す生徒には、長時間のレッスンを提案しています。レパートリーの拡大についても、積極的に話し合うようにしています。曲数をたくさん持てるようになると、国際コンクールにおいても勝負できる基礎が育つのです。(子供と大人のコンクールは全くと言って良いほど別物なのです。)
 
 2021年現在、30〜60分程度のレパートリーを持った中高生の生徒が増えてきています。十分に仕上がっていない不本意な演奏のままで本番を迎えてしまったこともありますが、その失敗から練習時間や曲の配分などを工夫して学んでいっています。一曲をていねいに仕上げることと、レパートリーを蓄積していくことは、同じように大切にしていきたいものです。
 
 

■生徒の音大志望校・大学について

 講師自身、東京音大を卒業していますが、卒業後20年近く経過して状況が大分変化してきています。母校に進学した生徒もいますが、東京芸大の他、私立の音大を志望して進学した生徒もいます。大学の説明会やオープンキャンパス、講習などで気に入った学校があった際は、そこに進学できるように全力でお手伝いしています。高校で言えば、芸大附属、私立の各音大附属、都内には総合芸術高校があります。これまでの音楽活動を通して築いてきたネットワークを生かして、受験高の先生を紹介するなど対策を立てています。
 

■入試(実技試験)の服装について

 生徒からも良く質問されます。他の楽器はわかりませんが、ピアノに関しては制服はあまりお勧めしていません。(制服を指定している学校は別です)実際に、音大の多くの先生方もおっしゃっていることです。ドレスは行き過ぎですが、弾きやすい服装で臨まれると良いと思います。